東アフリカ・ケニアやソマリア、エチオピアの岩がちなブッシュランドに自生するコミフォラ属の一種。短く太く詰まった幹に赤褐色の樹皮が剥がれかかる姿が独特で、傷つけると芳香のある乳白色のミルラ系樹脂を滲ませ、現地でも古くから薫香として利用されてきた。乾季には小さな羽状の葉を落として幹の造形を際立たせ、じっくり育てれば古木のような味わいが出るずんぐりとした樹形になる。
育て方
置き場所・日当たり

東アフリカの乾いたブッシュランド出身の強光・高温種。生育期は屋外で終日直射に当てると樹皮の剥がれが鮮やかに発色し、ずんぐりした幹も詰まりやすい。多湿にはやや弱いので雨ざらしを避け、風通しの良い場所へ。日本の盛夏は風通し優先で軽い遮光があると安心。冬は最低8℃を切る前に明るい室内窓辺へ取り込む。
水やり
生育期は表土がしっかり乾いてから鉢底から流れるまでたっぷり与え、与えた後は風通しで素早く乾かす。休眠期は完全断水。
用土
水はけ最優先で、赤玉土:鹿沼土:軽石を4:3:3が基本。微塵を抜き、根腐れと立ち枯れを防ぎつつ通気を確保する。
肥料・活力剤
生育期に薄めた液肥を月1回程度。窒素過多は徒長と樹皮の荒れにつながるため控えめにし、リン酸主体で幹を充実させる。
温度・冬越し
生育適温20〜35℃の高温性で、最低8℃が冬の目安。5℃を切ると幹に軟腐の兆候が出る。冬は完全断水で明るく暖かい室内へ取り込み、冷え込む夜は窓際から離して樹脂組織を守る。

実生のはじめ方
種の入手先
海外: Köhres / Mesa Garden / Succseed / Unusual Seeds / Cactus Store
国内 専門店: プラントブラザーズ / SEEDSTOCK / あるびの精肉店 / 奈良多肉植物研究会
国内 マーケット: ヤフオク / メルカリ / Yahoo!ショッピング
は直接商品ページ、他は学名検索リンク。在庫は流動的なので、検索リンク先で改めて確認してください。
播種前の処理
殺菌剤(ベンレート水和剤・ダコニール1000など)と活力剤(メネデール等)を使用希釈率で混ぜた液に、種子を7時間程度浸ける。鮮度が発芽率を大きく左右し、古い種子は中身が空のこともあるため、新鮮な種を入手後すぐに播くのが基本。
用土
細粒の無機質用土を基本に、赤玉土細粒と日向土細粒を等量配合。播種前に熱湯または電子レンジで殺菌しておく。
播種方法
表面を平らに均し、種を寝かせて並べてからごく薄く覆土する。塊根性のため深植えは厳禁。
光・温度
直射を避けた明るい日陰で、25〜32℃を維持。やや高温寄りで管理し、加温マットで温度を安定させる。
水やり
発芽までは腰水で常時湿潤を保つ。発芽後も浅めの腰水を続け、乾燥させすぎないよう注意する。
肥料
本葉が2〜3枚展開してから、規定の半分以下に薄めた液肥を月1回。濃いと細根が傷む。
発芽後〜植え替えまで
発芽〜本葉展開
腰水継続、湿度を保つ。
腰水卒業
1〜2ヶ月かけて段階的に。
初回植え替え
1〜2年目、根が回ってから。
よくある失敗
カビ・立ち枯れ
- 原因: 過湿、雑菌
- 予防: 用土殺菌、通気
発芽率が低い
- 原因: 種の鮮度、温度不足
- 予防: 新鮮な種、加温
徒長
- 原因: 光量不足
- 予防: 光量管理
注意点
5℃を切ると幹に軟腐の兆候。冷え込む夜は窓際から離して樹脂組織を守る。





