旧属名 Chorisia chodatii としても流通する、アルゼンチン北部からボリビア南東部・パラグアイのグラン・チャコ乾燥林に自生するアオイ科の pachycaul tree。Hassler が 1907 年に Chorisia chodatii として記載し、Ravenna が 1998 年に Ceiba 属へ移した。種小名はスイスの植物学者 Robert Chodat への献名。樹高 12〜15m、灰白色のずんぐりした徳利型の幹に円錐状の太い棘を備え、夏〜秋にクリーム白色の中心から先端に向かって淡黄色がにじむ大花を咲かせる。姉妹種 C. insignis と外見はよく似て見分けは難しいが、花の黄色みのにじみは本種の手がかりとなる。
育て方
置き場所・日当たり

グラン・チャコの乾燥林出身で、強い日射と風通しを好む。生育期は屋外で終日直射に当てると幹が締まり、葉柄も間延びせず徳利型のフォルムが整う。日本の真夏は強光と高温多湿で葉焼けや蒸れを起こすことがあるので、遮光30%程度を目安に、鉢は地面直置きせず棚やラックに上げて風を通す。落葉後の休眠期は8℃以上を保てる明るい室内窓辺へ早めに取り込み、戸外に出しっぱなしにしない。
水やり
生育期は表土が乾いてからたっぷり、メリハリで幹を膨らませる。受け皿に水を残さない。落葉後の休眠期は完全断水〜月1回の霧吹き程度で乾かし越冬する。
用土
水はけ最優先で無機質中心。赤玉土小粒:鹿沼土小粒:軽石 = 4:3:3が基本。深鉢で乾湿のメリハリを付けると太った幹も腐りにくい。
肥料・活力剤
生育期に薄めた液肥を月1〜2回、または緩効性化成肥料を植え替え時にひとつまみ。成長は早めなので適量で一気に幹が太る。
温度・冬越し
生育適温22〜35℃、最低8℃が目安。原産地では成木は−5℃の軽霜に耐えるが、幼苗は寒さに弱い。落葉後は早めに室内へ取り込み、明るい窓辺で乾燥越冬させる。
実生のはじめ方
種の入手先
海外: Köhres / Mesa Garden / Succseed / Unusual Seeds / Cactus Store
国内 専門店: プラントブラザーズ / SEEDSTOCK / あるびの精肉店 / 奈良多肉植物研究会
国内 マーケット: ヤフオク / メルカリ / Yahoo!ショッピング
播種前の処理
殺菌剤(ベンレート水和剤・ダコニール1000など)と活力剤(メネデール等)を使用希釈率で混ぜた液に、種子を半日程度浸ける。沈まない種は鮮度が落ちている目印になる。種子はやや大きめで扱いやすく、ピンセットで一粒ずつ並べると配置しやすい。
用土
実生用は細粒・無菌寄り。赤玉土細粒:鹿沼土細粒:バーミキュライト = 1:1:1。電子レンジか熱湯で事前殺菌しておくと立ち枯れを防ぎやすい。
播種方法
種子は黒く比較的大きいので、種子の厚みの半分程度の薄い覆土に留める。種子間隔は1cm以上空け、密集を避ける。
光・温度
明るい日陰で25〜30℃を安定維持。発芽日数は7〜21日。発芽率は鮮度次第で大きく変動するが、新鮮な種であれば発芽しやすい部類。
水やり
鉢底から1〜2cmの腰水管理。最初の2〜3週間は乾かさないことを優先し、発芽が揃ってきたら水位を段階的に下げる。
肥料
発芽直後は不要。本葉展開後に規定の倍以上に薄めた液肥を月1〜2回。成長が早いので過剰に与えなくてもよく伸びる。
発芽後〜植え替えまで
発芽〜本葉展開
腰水継続、強光は避ける。
腰水卒業
1〜2ヶ月かけて段階的に。
初回植え替え
1年目、根が回ってから。
よくある失敗
カビ・立ち枯れ
- 原因: 過湿、雑菌、通気不足
- 予防: 用土殺菌、腰水の水換えをこまめに
徒長
- 原因: 光量不足、高温過湿
- 予防: 発芽後すぐLED距離を近づける、または屋外の明るい日陰へ移す
種が発芽しない
- 原因: 種の鮮度切れ、温度不足
- 予防: 新鮮な種、加温マットで25〜30℃維持
注意点
幹の太い棘は素手で触ると刺さるので注意。
